本荘藩

曖昧さ回避 武蔵国児玉郡にあった「本庄藩 22」とは異なります。

本荘藩(ほんじょうはん)は、出羽国(後の羽後国)の由利郡にあった。藩庁は本荘城(現在の秋田県由利本荘市)に置かれた。

藩史

六郷氏は戦国時代には出羽国山本郡六郷を支配する国人領主で、仙北七人衆の一に数えられていた。六郷政乗のとき豊臣秀吉小田原征伐に従軍し、慶長5年(1600年)の関ヶ原の戦いでは東軍に与して小野寺氏を攻撃した。戦後その功績により六郷4500石から、佐竹義宣が移封された後の常陸国新治郡府中に1万石の大名として加増移封された。

元和9年(1623年)に最上氏改易された後、その旧領である出羽国本荘に2万石で加増移封され、政乗は本荘藩の藩祖となった。以後六郷氏の藩主は11代続いて明治時代に至った。

文化元年(1804年)に起きた文化の大地震では、それまでは潟湖だった象潟が隆起して陸地化したため蚶満寺との間にその土地をめぐって係争が起きている。

歴代藩主

六郷家

外様、2万石

氏名 官位 在職期間 享年 備考
1 六郷政乗
ろくごう まさのり
従五位下
兵庫頭
元和9年 - 寛永11年
1623年 - 1634年
68 常陸府中藩より転封。
出羽国の武将・六郷道行の長男。
2 六郷政勝
ろくごう まさかつ
従五位下
伊賀守
寛永11年 - 延宝4年
1634年 - 1676年
69 初代藩主・政乗の長男。
3 六郷政信
ろくごう まさのぶ
従五位下
佐渡守
延宝4年 - 貞享2年
1676年 - 1685年
51 2代藩主・政勝の長男。
4 六郷政晴
ろくごう まさはる
従五位下
伊賀守
貞享2年 - 享保20年
1685年 - 1735年
67 3代藩主・政信の長男。
5 六郷政長
ろくごう まさなが
従五位下
丹後守
享保20年 - 宝暦4年
1735年 - 1754年
49 4代藩主・政晴の次男。
6 六郷政林
ろくごう まさしげ
従五位下
兵庫頭
宝暦4年 - 天明5年
1754年 - 1785年
61 六郷政蔭(4代藩主・政晴の三男)の長男。
7 六郷政速
ろくごう まさちか
従五位下
丹後守
天明5年 - 文化9年
1785年 - 1812年
49 6代藩主・政林の三男。
8 六郷政純
ろくごう まさずみ
従五位下
丹後守
文化9年 - 文政5年
1812年 - 1822年
22 7代藩主・政速の三男。
9 六郷政恒
ろくごう まさつね
従五位下
兵庫頭
文政5年 - 嘉永元年
1822年 - 1848年
40 六郷政芳(7代藩主・政速の長男)の長男。
10 六郷政殷
ろくごう まさただ
従五位下
伊賀守
嘉永元年 - 文久元年
1848年 - 1861年
34 9代藩主・政恒の次男。
11 六郷政鑑
ろくごう まさかね
従五位下
兵庫頭
文久元年 - 明治4年
1861年 - 1871年
60 10代藩主・政殷の長男。

幕末の領地

関連項目

先代
出羽国
行政区の変遷
1623年 - 1871年 (本荘藩→本荘県)
次代
秋田県
羽前国

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羽後国

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大政奉還から廃藩置県までの間に存在した
慶応3年(1867年)旧暦10月 - 明治4年(1871年)旧暦7月
北海道地方
日本地図
東北地方
関東地方
北陸・甲信地方
中部地方
近畿地方
中国地方
四国地方
九州地方
関連項目
藩庁の置かれた地域を基準に分類しているが、他の地方に移転している藩もある。順番は『三百藩戊辰戦争事典』による。
明治期の変更: ★=新設、●=廃止、○=移転・改称、▲=任知藩事前に本藩に併合。()内は移転・改称・併合後の藩名。()のないものは県に編入。